2011年07月13日
『ランナウェイズ』 『スーパー8』 『SOMEWERE』の共通点は?

①『ランナウエイズ』

②『スーパー8』

③『SOMEWERE』
平均すると、週に1本ぐらい映画館で映画を観てますが、
上の3本はこの3週間に見た映画。
この3本の共通点がすぐに分かった人は、
かなりの映画通です。
正解は、ファニング姉妹。
①は姉のダコタ・ファニング主演、
②③の2本は妹のエル・ファニング出演の映画です。
もちろん偶然です。
偶然だけど面白いので、ブログを始めることにしました。
姉ダコタは『アイ・アム・サム』『宇宙戦争』などで
天才子役ぶりを発揮していて有名ですが、
①では70年代の伝説のガールズ・ロック・バンド
「The Runaways」のボーカル役を
(ほとんど下着姿で歌います)熱演してます。
えっ、あの子役がもうこんなに大きくなったの?
ってな感じでびっくりしますが(現在17歳だそうです)、
汚れ役でも何でもやるわよって
頑張ってるその姿は痛々しいほどです。
ちなみにこの映画では、当時
アメリカ本国よりも爆発的人気のあった
日本での公演の模様も描かれています。
②と③を観ると、姉よりも妹の方が、
今後女優として大成するのではという気がします。
両方とも女の子の孤独感をうまく演じていて、
透明感がありながら存在感があるという、
不思議な魅力があります。
ちなみに彼女は、
『となりのトトロ』の英語版で
メイちゃんの吹き替えをやってます。
映画としての感想は・・・
②は、今や大監督となりつつあるJ・J・エイブラムスの作品ですが、
どうして彼は、この映画にしろ『クローバーフィールド』にしろ、
出てくる怪物をああいう感情移入しにくい、
後で思い出しにくい姿に描くのでしょうか?
(彼が手がけているTVドラマ『フリンジ』にも似たようなのが出てきたような気がする)
好みといったらそれまでですが、
もうちょっと何とかならんか、JJ。
ちなみにJJは、
『クローバーフィールド』の着想を、原宿のキディランドで見た
ゴジラ人形から得ています。
③は、あのコッポラの娘ソフィアが監督し、
ヴェネチア映画祭で金獅子賞を獲った作品。
自堕落な生活を送る俳優の父親と、
離婚して別れた娘との数日間を淡々と描いていますが、
二人とも一緒に居ながらやっぱり孤独で、
これには監督自身の経験が
色濃く投影されています。
ちなみに、
前々作の東京を舞台にした『ロスト・イン・トランスレーション』も、
東京に住んだことのある彼女の半自伝的作品です。
Posted by TURBO2035 at 23:34│Comments(0)
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