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2011年07月24日

上半期ナンバー1映画は『キック・アス』に決定!

上半期ナンバー1映画は『キック・アス』に決定!

何せ、上のポスターの真ん中にいる11歳の女の子「ヒット・ガール」が、
いろんな武器や技を駆使して大勢の悪党どもを殺しまくりますので、
映画にも道徳観を求める人や、バイオレンスを嫌う方、
小学生ぐらいの娘さんを持つ親御さんにはお勧めしません。

しかし、このヒット・ガールのアクションが
ため息が出るほどカッコイイ。

特にクライマックスの十数分に及ぶアクションは、
ガン捌き、体捌きが最高! 
スローモーション、ストロボ、カット割り、音楽などの編集も抜群!
そしてラストの絶体絶命のピンチからの切り抜け方の
ストーリー的な意外性もあって、
僕的には映画史に残るアクションシーンだと思います。

「みんなヒーローが大好きなのに、どうして誰もヒーローになりたがらないの?」
という単純な動機から、何の特殊能力も持たない高校生が、
ネットで買ったコスチュームで街へ出て、
「キック・アス」と名乗って小悪党ども相手にするが、
当然のことながらボコボコにされ続け、
ある時、ヒット・ガールとその父親であるビッグ・ダディが現れ、
彼を助ける・・・というようなストーリー。

キック・アスはコメディ的な役割で、
完全にヒット・ガールに食われてますが、
ラストにちゃんと彼の大きな見せ場があります。

「ビッグ・ダディ」役のニコラス・ケイジも良くて、
アメコミ好きで知られる彼は、
ヒット・ガールの引き立て役であることをよく分かりつつも
きっちりとそのエキセントリックな存在感を示しています。

敵役である犯罪組織のボスを演じている
マーク・ストロングも僕の好きな役者で、
ディカプリオ主演の『ワールド・オブ・ライズ』で
ヨルダン情報局のキレ者の局長役を演じてますが、
これがまた最高にシブくてカリスマ性があってカッコよく
(僕の中では近年の助演ナンバー1です)、
『キック・アス』でも子供相手だって手加減しない
その極悪人ぶりを発揮しています。

ともあれ、この映画の最大の魅力はやっぱりヒット・ガールで、
本国アメリカでも日本でも彼女の人気がすごく高くて、
彼女を中心とした『キック・アス2』の製作も噂されています。
撮影当時、役柄と同じ11歳でヒット・ガールを演じた
クロエ・グレース・モレッツが現在14歳。
彼女が成長する前に、早く撮影されることを願います。

ちなみにこの映画はR15指定だったと思いますが、
2月に映画館で観たとき、斜め後ろに、
父親と中学生とおぼしき女の子の親子が座っていて、
「おいおい大丈夫か、こんな映画観せて・・・」と
気が気じゃなかったことをとても覚えています。


















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Posted by TURBO2035 at 06:34│Comments(0)映画
 
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